| S.Rさん S.Eさん(プラチナ)プラチナ結婚指輪(13号、7.5号)。
 <事前打ち合わせ&本制作>
 上4段/プラチナリング&制作工程 下段/練習用シルバーリング
 石(mens)(内側)/サファイア1pc
 石(ladies)(内側)/ガーネット1pc
 「手作りできたら素敵だけど、一生ものだからちょっと不安も。」そんな素直な感想とともにご相談。
 金属の特性から制作技法、詳細な工程をご相談し、後日、鍛造で手作りされることに決定(^ ^)。
 デザインはウェーブタイプ、メビウスアレンジ。
 今まで作られた作品を参考に、写真ではわかりにくいですが、メビウスのカットが反転しない形にしました。
 幅2.5mm厚さ1.5mmのプラチナ地金を使用しました。
 1日目。リング内側の刻印からスタート最終のウェーブの形、カットの位置、石の位置を確認して刻印します。
 挙式日、イニシャルを刻印。
 練習、シルバーと上手くいきましたが肝心のプラチナで、S.Rさんまさかの誤印。
 深く入っていたので、急遽溶接用のプラチナを溶解して埋め、なかったことにできました。ホッ(^ ^)。
 次は鉄の金床や工具を使いウェーブに曲げます。
 リングが完成した時のウェーブの掛かり具合が決まるので、慎重に曲げていきました。
 シルバー、プラチナ4本を同じ波形に整えました。
 両サイドをリングサイズに合わせ、リング状に曲げます。
 ここで1日目終了です。
              刻印ミスで精神的ダメージが少々、、、(^ ^;)。
 2日目。酸素バーナーでロウ付け(溶接)からスタートです!
 落ち着いて炎を当て、しっかり接合できました(^ ^)。
 真円に打ち出し、メビウスアレンジへ。
 ヤスリやリューター(研磨機)を使い、削り出していきました。
 シルバーで練習し、自分の思う面を出しました。
 リューターで鏡面まで研磨を続け完成です(^ ^)。
 後日石留めし、ロジウムメッキを施して完成しました。最初は不安もあったと思いますが、大事に作ったこの愛着は素敵ですね。
 作りに来て頂いてありがとうございました♪
 ご結婚おめでとうございます。末永くお幸せに♪2015/3/14、15制作 2015/3/28 郵送にてお渡し
 
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